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The Day After 36.5

「「で、どうだった?」」

「で、どうだったんですか?」

「いや、なんでいきなり尋問されてるんですか、あたし。」

編集部に帰り、自分の席についた途端
三方囲まれた鈴木は、理由は分かっていながらも
ここまでいきなりとは思ってなかった

「だって鈴木さんが抜け駆けしたのがいけないんじゃないですか。俺だって北原に会いたかったのに~。」

「お前のそれは北原に、じゃなくて冬馬かずさに、じゃないのか?」

「そう考えるってことは浜田さんこそ、そうなんじゃないですか?」

「まーまー2人とも。どっちにも会いたいでいいじゃないですか。で、鈴木、どうだったんだ?」

「まあ、2人とも会いましたよ。」

「「「で?」」」

「北原くん、元気そうでしたね。」

「「「ふむふむ。」」」

「中身は生真面目そうな所も変わってないっぽいけども、それだけじゃなくなったみたいで少し違った点があったようにも感じました。」

「「「あの北原が!?」」」

「冬馬かずさは、まさにクールビューティーって感じでしたね。」

「「「それで?」」」

「いえ、彼女とはあんまり話さなかったんで、そっちはあまり。」

「「「じゃあ、北原は?」」」

「・・・それ、わざとです?」

いい加減、揃った反応を返され続けることに気味悪く感じてきた鈴木が止めに入り、会話は一拍することとなった



「で、聞かせてもらおうか。」

「いや、だからなんで尋問口調って、もういいですよ、それで。で、北原くんのことですよね?」

「ああ。」

「まぁ、さっきもいいましたけども、ひとまず見た感じ元気そうでしたよ。血色よさそうでしたし。」

「そもそも比較対象が悪すぎるからなぁ、そりゃそうだろう。」

「それは私もそう思いますけど。でもそれだけじゃなくて、奥さんの為に家事をしてたり、私を置いて奥さんを優先したりで、色々とこう違う面を垣間見た気がして・・・。」

「へぇ~、あの北原が?でも、北原だと違和感ない気もするな。」

「確かにあいつは俺と違ってそういうこともそつがなさそうだけどよ。」

「浜田さん、着目点はそこじゃなくてですね・・・。」

「じゃ、どこだ?」

「だって、常識にうるさいあの北原くんが、お客さんよりも奥さん優先とか有り得なくないですか?」

「それ、単に鈴木さんがお客さん扱いされてなかっただけじゃないですか?」

「よし、まっちゃん、君に私の雑用の一部を差し上げよう。」

「・・・どういう脈絡?」

「精神的慰謝料。」

「日頃から俺を苛めてくれる人のセリフじゃないですよね!?」

「でも確かにあの北原が誰かをおいて、奥さんの世話するのも変といえば変だが、一応鈴木も元同僚ということで仕事仲間というか身内扱いみたいなものだったんじゃないか?」

「もしくは、コンサートも近くなってきたからかもしれんぞ?」

「いや、あれはそういう感じじゃなかったです。なんかもう阿吽の呼吸で何も言わずにだったから、いつもそうとしか思えませんよ。それに近くなったといってもまだまだ時間ありますよ?」

「ならなんか理由があるんだろ?あいつが考えなしにそうするとは思えんしな。それともお前はネタにできるような明確な何かがあるのか?」

「・・・ないですけど。」

「それだと意味がないぞ、鈴木。」

「でも、浜田さんだって、木崎さんだって、まっちゃんだって会えば絶対に違和感覚えるはずですよ。」

「「そうか?」」

「そうですか?」

「これだからうちの男どもは・・・!」

「だが、そもそも俺たちが知っていた北原とは明らかに違う北原がいるのは事実だからな、違和感自体おかしなことでもないだろ?」

「木崎の言うとおりだな。あの北原みちまったら、さすがに北原っていう人間の姿を改めないわけにはいかなかったからな。」

「あれは衝撃的でしたよ。そもそもギター弾けたこともだけど。」

「それもあるんですけど、それでも本人を前にした時はそうでもなかったんですよ。でも、冬馬かずさをみて、彼をみたら、違ったんですよ。違和感あったんですよ。振る舞いもそうですが、なんていうか、知らない一面を目の当たりにしたような気がしたんです。」

「お前を疑うわけでもないが、そもそも他人の結婚生活みたら、それこそ印象違ってもおかしくないだろ。」

「む、確かに。」

「それに北原が奥さんにマメなのって予想できるだろ。」

「そこはそうなんですけど、なんでしょうね。・・・あ~言葉にならない~。」

「そんなんだから北原に先こされたんじゃないですか?」

「・・・まっちゃん、まだ雑用が足らなかったのかね?」

「いらないですよ。というか、そんなに抱えてるんですか?」

「うん、北原くんいなくなってから、明らかに雑用、増えた。慣れてはきたけどさ。も、彼がいなくなった時、どんだけ有能だったのか思い知らされた気がしたよ。だからまっちゃんにもこの気持ち分けてあげるよ。」

「だからいりませんて。ついでに北原なら、簡単なプログラム作ってくれてたから、処理しやすかったんですよね。」

「どうせ俺には使いこなせなかったけどな。」

「本当に、お前ら揃いも揃って頼ってたんだな、あいつに。」

「「「あ、お帰りなさい」」」

「お帰り」

「ただいま。にしても揃いも揃って、北原の話ばっかしていて。仕事の方は大丈夫なのか?それと鈴木は報告。」

「あ、は~い。」

「俺の方は問題ないぞ。」

「同じく問題ないです。」

「俺も問題ないっすよ。」

「浜田、松岡の業務チェックもお前の仕事なんだからな?」

「分かってるよ、編集長。」

「なら、よし。さて、鈴木は土産話を再度語ってくれ。」

「お土産の期待値は、コンビニのプリンくらいでお願いしますね?」

「北原がそんなお土産買ってくると思うか?」

「うぇ~、ハードル高いですよ~。」

「ま、恨むなら北原を恨むんだな。」

「そのセリフの使い道、なんか間違えてないか?」

そんな疑問が残ったものの
鈴木は麻里に今日の感想を話せばならず
麻里も自分以外の意見を聞きたくて鈴木をわざわざ行かせたのだから期待値は高く
ということは当然、しゃべる側は大変な目にあうことになる

そして、当の春希は同時刻にコンビニのプリンをかずさのために買いに行ってることなど知りもしないのであった



~~~~~~~~~~~~~~~~~
公開がもろもろ(主に雪かきとインフルエンザ)で遅くなりました・・・。

ということで、36.5です
開桜社に戻って報告会です

鈴木としては見てきたことをどう言葉にすればいいのかもどかしい所ではないでしょうか
春希とかずさの普段のアレなやりとりしている場面も是非、このメンバーにさらして欲しいところですが。

あと、かずさを犬扱いしているのを開桜社の前でやらかす短編が途中まで書いてたのですがまとめサイトの方であったのでお倉入りしてたりします。それをその内書きあげるのもいかなとも思ってますね。

あと、話はずれますが、とあるキスのアトを残すゲームのサブヒロインに熱をあげてしまい
攻略ルートを捏造中ですので、そっちにも時間かけたりしてます。
そのうち、本家からルートがでそうな気もしますが、ついつい。

そんなこんなで、公開遅くなりました~、ということでした。


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自分なりに

二本一度に読む事が出来てとても嬉しいです。拍手の数も1500目前で今回の更新で越えるでしょう。凄いです。
今回の話で鈴木さんの感じた違和感を自分なりに考えてみると、開桜社で仕事をしていた頃の春希はプライベートと仕事のけじめをつけていたのが、真逆で公私混同になり、ある意味あぶない北原な部分も見えたからではないのかなと思いました。
次回の更新も楽しみにしています。

最後に、ちょっと揚げ足取りになるかもしれないので申し訳ないですが、開桜社が開旺社になっている事が多いです。

開桜社の皆に犬扱いがバレるとか

>かずさを犬扱いしているのを開桜社の前でやらかす短編が途中まで書いてたのですがまとめサイトの方であったのでお倉入りしてたりします。それをその内書きあげるのもいかなとも思ってますね。
ぜひ読みたいですね、これ。
完成をお待ちしています。

(ご存知かもしれませんが)SS情報です

一昨日よりまとめwikiで新たなWA2のSSが始まりました。タイトルは、
「5年後の再出発」です。
3/5現在3本程掲載されています。内容を大雑把にいうと、codaの雪菜のポジションが杉浦小春です。ですので始まりは当然ストラスブールからです。作者さんの言葉を借りるとラスボスは2人だそうなので、今後の展開によってはかずさTedよりすごい修羅場があるかもしれません。ここを見て興味を持たれた方、読んでみて下さい。

夜分遅くすいません 初めてコメントさせていただきました。(多分)

初めまして いつも、海空星雪様のSS拝読させていただいてます。恋雪聖夜と申します。m(__)m 。
及ばずながら、私もかずさtrueエンド後の話を書かせて貰ってまして、私の方は、つい昨日にようやくウィーン編が終わりました。まだ修正や追加等するかもですけど。

と、それは、いいとして。
海空星雪様のブログと無断でリンクさせて貰ってるんですが、私の方もいろいろありまして、挨拶が遅くなりすいません。さて、理由についてですが、海空星雪様のSS及びThe Day After は、私のお気に入りなんです。原作をクリアし 続編関係を検索したところ、ヒットしまして、以来、定期的に訪れる様になりお気に入りになりました。まず、The Day Afterを、当初33までを徹夜して読破しましたよ(^-^) おかげ様で、WHITE ALBUM 2の未だ語られていないその後の可能性を見る事が出来ました。何れもWHITE ALBUM 2の世界観が上手く表現されていてキャラクター達もちゃんと生きていて 本当にありそうな気がします。 歌詞SSのCC時代のかずさの話なんか 目頭が熱くなるのを、止められませんでしたよ。と、少し脱線しました。つまり、そんな海空星雪様のSS及びThe Day After を宣伝するべく無断でリンクさせて貰ってます。それと、もう一つ。 私がSSの執筆を始めたきっかけ決定打になったのが、海空星雪様なのです。と、世辞は過ぎると下心、なので、この辺にします。 でも、事実です。 もしも不快でなければ、このままリンクさせて貰ってよろしいでしょうか?


The Day After 続きも楽しみにしてますね(^-^)
プロフィール

海雪 海辺月

Author:海雪 海辺月
現在、White Album2 SS、特に冬馬かずさ SSを執筆がメインです。
目次はカテゴリーの未分類においてあります。
Eメール:umiyuki_4s@yahoo.co.jp
@を半角にしてください
メアド載っけてないことに今さら気づきました・・・

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